お茶マーブル食パン

更新日:2020年12月21日

お茶マーブル食パンの商品開発に、黒田さんと食品会社にご協力いただきました。
お茶の風味が感じられるふわふわの食パンが完成しました。

お茶農家の黒田さんを紹介します。

山口でお茶を作っている黒田さんは、明治元年創業 黒田園の4代目です。
創業当時は、300坪の茶畑を3~4日かけて住み込みの職人たちと30人で、手作業でお茶を作っていたそうです。
今では、2丁(2ヘクタール)6000坪くらい(東京ドーム半分くらいの広さ)があるため、機械を導入し作業をしています。
黒田さんは、1次加工後、2次加工(火入れ、仕分け、問屋)最後に小売まで一人で行っています。
このこだわりのお茶は、なんと!農林水産大臣賞8回も受賞されています。

お茶ができるまで

狭山丘陵でとれたものを「狭山茶」といいます。
お茶を育てるときは、その年の気候を見ながらお茶の木と対話しながら柔軟に対応し、消毒は1回のみで、虫がついても共存して育てています。
1番茶を摘むときは、深く切ることで虫をおさえられ、農薬を減らすことができ、摘み終わったあとは、翌年のお茶のために機械を入れ調整しています。
お茶は年4回摘むことができますが、黒田さんはよりおいしいお茶を作るために、4月下旬~5月上旬の1番茶しか摘み取りません。

狭山茶

日本で茶が育てられるようになったのは、今から800年ぐらい前。お坊さんが中国から、茶の木の種を持ち帰ってきたことが、始まりと言われています。

そして、今の川越に茶の木を植えたのが、「狭山茶」の始まりです。

埼玉県でお茶の栽培が行われるようになったのは江戸時代の中頃からで、地域の特産物として普及していきました。

“色は静岡、香りは宇治よ、味は狭山でとどめさす”といわれるとおり、深い味わいと甘くて濃厚なお茶です。

埼玉県の茶の主産地は、入間市、所沢市、狭山市を中心とする狭山丘陵地域です。

お茶の成分としては、発がん抑制作用・抗酸化作用・抗菌作用・虫歯予防などに効果があるカテキン、疲労回復や眠気除去に効果のあるカフェイン、風邪予防にビタミンC、ビタミンB群など成分が含まれています。

黒田さんから子どもたちにメッセージ

お茶は飲み物ですが、昔は薬としてお茶を飲んでいました。
おいしくて体によいお茶をペットボトルより、急須・ティーパックで飲んでもらいたいと思っています。

おいしくいただきました!

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